虹の街|ネガティブ訴求から「気になる!」を浸透させるプロモーションプロデュース
全国的に少子高齢化が進み、その中でも際立って進行しているのが秋田県。高齢者が増加しているのに対し、働き手が追いついていない状況です。そんな超高齢化社会が進む秋田県内で福祉介護サービスを展開しているセントケアグループ「株式会社虹の街」。 プロデュース・プロは、WEB制作・運用、グラフィック、映像制作、各種広告の仕事をさせていただいております。その中で、採用ブランディングで関わらせていただいたプロジェクトを紹介します。
目次
採用プロモーション|コンセプト
コンセプト|ネガティブ
マスメディア、特にテレビの情報番組、週刊誌など、しつこいほど取り上げられるのが「ネガティブ」なネタが多いですよね。
それは、一概にみんなが他人の不幸を好きだとは言えませんが、興味を持てる心理が働いているからだと思います。
今回のコンセプトに掲げたのが「ネガティブ」。
介護業界で働くことへの「ネガティブ」をコピーの力で「ポジティブ」に逆転させ「虹の街」を気になる会社にしていく、というストーリーを描いてみました。
ペルソナ
- 「秋田及び首都圏の20代前半の大学・専門学校の学生」
- 「秋田県内で同業界で働いている20〜40代の男女」
- 「秋田県内で子育てがひと段落し再就職を検討している30〜50代の男女」
プロモーションの展開からペルソナに与える印象
- 「当たり障りのないデザイン」ではなく、
- 「この会社なんか面白い!」
- 「思わず見入ってしまう」
- 「思わずWEBで検索してしまう
訴求する媒体・広告・制作
- テレビCM
- WEBプロモーション[リスティング(キーワード・ディスプレイ・インフィード・YouTube)・Facebook
- リクルートLP [ランディングページ]
- グラフィック[ポスター・チラシ]
ペルソナにインパクトを与えるデザインとコピーで展開するプロモーション企画をプロデュースしました。
ビジュアルは男性と女性モデル2人の3パターン。
グラフィックとコピーはパートナーのクリエイティブを結集させ、仕上げていきました。
テレビCM|ネガティブ篇
テレビCM|「虹の街は猛省します」ver
[CMのねらい]
キツイ、汚い、安いと言われる介護業界において、日々やりがいを感じられる環境づくりに総力を挙げて取り組んでいる虹の街。
人が集まる業界の事例を参考にしながら、待遇面についても一から見直しを図っています。
うまく伝えられていなかった現状を、スタッフ自らが出演して謝罪する」という演出で制作しました。
[NA]
「虹の街は猛省します。」
介護業界のイメージ向上に努めてこなかったことを、反省します。
働く環境を改善しました。
一緒に働きませんか?
虹の街
テレビ CM|「入社して、激しく後悔」小田嶋七海さんver
[CMのねらい]
「入社してから後悔する」。ネガティブに聞こえる発言を逆手にとり、中途採用で虹の街に入って充実しているという現状と前職の職場の状況を比較して、「早く虹の街で働けば良かったのに」という想いを表現しました。
現在は同業他社で働いている方をターゲットに、虹の街を気にしてもらうような意図が背景にあります。
[NA]
「入社して、激しく後悔。」
回り道をして、ここに入社した私。
もっと早く、虹の街で働けば良かったと後悔してます。
決して、後悔はさせません。
虹の街
テレビCM|「私もうダメかも」相場詩織さんver
[CMのねらい]
「充実した働きがいのある職場」を「恋をしてしまいそうで悩んでいる女性」をかけた演出。
恋しそうな位、魅力な職場であるという「きっかけ」を掴みたい。そんなねらいがあります。
[NA]
「私、もうダメかも。」
虹の街で働くようになって、
みんなから必要とされている実感があって、
私、この仕事に恋をしてしまいそうです。
一度、話を聞いてみませんか?
WEB|「ネガティブ × 申し訳ございません」
テレビCMコンセプト同様、ネガティグをキーワードに、謝罪しながら丁寧に虹の街の取り組みを回答するシーンをWEBに展開しました。
ペルソナ(入社を検討している方)が虹の街へネガティブな質問→しっかりと向き合って環境を改善しているという回答をストーリーで見せています。
- 虹の街って知らないんだけど
- 資格がないとチャンスもないんでしょ?
- 離職率高い業界ですよね。
- 短時間では働けないんですよね。
- どうせ給料やすいんでしょ?
- 休みなく働かされそうなんだけど。
- 女性の多い職場って働きづらそう
虹の街リクルートサイトはこちら
グラフィック|申し訳ございません・ありがとう
ネガティブコンセプトをポスターとチラシにも展開。
今回の採用プロモーションのコンセプトは「ネガティブ」。
ポイントは、「ネガティブな情報を信じてしまう人間の深層心理」をプロモーションの骨子にしたトータルプロデュースです。
フローイメージは、[テレビCM × WEBプロモーション × グラフィック]→ WEBに着地 → ネガティブ展開での再アプローチです。
事業・サービスの拡大と同時進行で大規模での採用活動が求められる虹の街でのプロデュース事例です。