第3回建設ふれあいフェアONLINE|オンライン配信

新型コロナウィルスの影響で、オンラインで開催する事となった建設ふれあいフェア。映像の撮影からイベントの運営まで携わった本イベント。今回はオンライン配信についてご紹介していきます。

目次

    イベント準備

    オンライン配信イベントは「テレビ番組を生放送でお届け」しつつ「画面の向こうの視聴者ともコミュニケーションをとる」という、一見簡単そうに見えて、実はかなり高度なイベントです。イベント成功のために、今回は以下のような段取りで準備を進めました。

    イベント当日のシナリオ制作

    受信現場(今回は2小学校 4クラス)の現場確認

    配信スタジオにて、機材・配信チェック

    配信当日

    【配信スタジオ】
    ・音響機材チェック
    ・リハーサル
    ・本番

    【受信現場(小学校)】
    ・受信環境の設営
    ・通信チェック
    ・本番

    イベント当日のシナリオ制作

    まずはイベント内容をかき出します。今回の場合は、

    • 建設業について説明をする、パワーポイントパート
    • クイズパート(事前収録の映像)
    • ドローンの紹介パート(事前制作の映像)

    上記3つのパートを含めた、約1時間のイベントを作り上げます。

    今回配信会場には、MC1名、映像にてリポートを行ったリポーター1名、建設業界からアドバイザーが1名の計3名が出演しますので、セリフも一緒に考えていきます。

    オンライン配信のシナリオで大事なのは「画面に何を映すのか。」

    今回はクイズパートがメインのため大胆なカメラの動きは必要なかったので、定点カメラをメインとして映像を差し込む形でシナリオにも反映させていきました。

    その後、実際に作り上げたシナリオの時間配分を決めていきます。映像の時間が決まっているので、今回はスタジオ3人のセリフを実際に読み上げて時間を測定し、セリフを足したり引いたりを繰り返し行いました。

    シナリオも建設業への知識が豊富なプロフェッショナルたちに相談しながら、内容を修正し完成しました。

    受信現場の現場確認

    今回のオンライン配信イベントは2つの小学校、4クラスの児童とその父兄(希望者のみ)に参加していただきました。※父兄は自宅から参加。

    オンライン配信での学習の後に体験学習がある関係で、2校とも体育館での実施になりましたので、体育館の見学と必要機材が学校にあるかどうかを確認をします。

    体育館での確認

    • Wi-Fi環境の確認|通信速度を調べ、配信が途切れる心配が無いかの確認をする。
    • 広さの確認|当日は体育館で2クラスが別々に視聴をするため、音のハウリングが起きない距離が取れるかを確認する。
    • レイアウトの確認|スクリーンはどこに置くか、生徒にはどこに座ってもらうか…などの当日のレイアウトを確認する。当日は体験学習もあるので、体験学習の場所も確保しつつレイアウトを決定。

    必要機材の確認

    • プロジェクター、スクリーンの確認|当日は配信映像をスクリーンに映して、クラス全員で見るので必要機材があるかを確認する。
    • 配信を閲覧可能なPCがあるかの確認|配信はZoomを使用して行う。PCがZoomに対応しているか確認する。

    当日のスケジュール確認

    • 当日の体育館の使用状況を伺い、何時ころから機材のセッティングが可能かを確認する。

    配信スタジオでの機材・配信チェック

    配信スタジオはフェアの共催であるICT東北推進協議会のご厚意により、五城目町馬場目にある五城目町地域活性化支援センター(通称:BABAMEベース)の1室をお借りしました。

    ※写真提供:五城目町地域活性化支援センター

     

    配信スタジオはMC席とカメラ、マイク(必要に合わせて照明も)があれば完成します。今回はクイズを流した後にスタジオに画面が切り替わる箇所がいくつもあるため、Zoomの画面が見られるようにMC席から見えるように大きなモニターと、音声はそれぞれイヤホンで聞くように準備をしました。

    機材セットのあとは実際にZoomに接続し、配信画面の切り替えや音がちゃんとZoomに流れているかなど、細かなチェックを行います。

    建設ふれあいフェアONLINE イベント当日

    配信当日、プロデュース・プロからは

    ●各小学校 2名ずつ 4名
    ●配信スタジオ 4名    計8名

    のスタッフがイベントに携わらせていただきました。

    本番前

    配信スタジオでは最終の機材設営・チェックに音声チェックなど、ありとあらゆるチェックを行っていきます。
    各小学校へは朝早くからスタッフが移動し、事前に決定したレイアウトの通り、受信環境を整えていきます。
    どちらも配信準備が整ったら、いよいよリハーサルです。リハーサルはうまく配信・受信が出来ているか、映像の切り替えがうまくいくかを重点的に確認していきます。

    配信本番

    いよいよ配信本番です!スタッフ1名がリポーターとして出演するため、カメラ操作、映像の切り替え、音量の確認、タイムキーパーなどの配信作業は3人で行いました。

    当日の様子は以下の映像からご覧いただけます。

    OVERVIEW実績概要

    クライアント名(敬称略)
    秋田県/ICT東北推進協議会/株式会社スリーアイバード
    制作年
    2020年11月
    関連タグ
    #オンライン配信 #ディレクション #撮影 #映像制作
    URL
    akiken-ch.jp