オリジナル御守プロジェクト 【あじさい寺 雲昌寺】

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」にも選ばれたことのある、あじさい寺 雲昌寺。 2022年6月から完全オリジナルの御守を作りたいとのことでご依頼いただきました。 企画からデザイン・制作まで一貫してプロデュース・プロが携わりました。 今回は企画の流れやコンセプトを企画書の一部と一緒にご紹介します。

プロジェクトの始まり|“何か”いい案ありませんか?

最初にお話をいただいたときは「オリジナルの御守を作りたいけど“何か”いい案ありませんか?」でした。
どんな御守がいいのか、モチーフなどいったん全てお任せしたいとのこと。

既存の御守も全て見せていただきました。
どれもご利益のありそうな素敵な御守です。

しかし、雲昌寺さんといえば「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」にも選ばれたことのある「あじさい」が有名なお寺。
ぱっと見てわかる「あじさい」感が必要だと感じました。

あじさい広がる雲昌寺

企画|まず「誰が」「何のために」「どんなシュチュエーションで」手にとるのかを考える

まずは誰がどんなシチュエーションでどんなことを思いながら購入するのかを考えます。
御守を購入するのはやはり女性が多いとのこと。年代問わず購入される方が多いそう。
ヒアリングをした結果、このような象が浮かび上がりました。

  • が → メインターゲットは幅広い年齢の女性
  • どんなシチュエーションで → 自分用 + 家族など
  • どうなことを思いながら購入するのか → 御利益や家族を思って

以上を踏まえ、プロデュース・プロでは上記+αのシチュエーションを考えました。

まずはターゲット。
幅広い年代の女性で、かつ「関心度」の高い方になります。
お寺に来ている時点で御守への関心度は高いはず。素敵な御守があればきっと手にとってくれるのではないでしょうか。

次にシチュエーション。
シーズン中の雲昌寺は秋田の有名な観光地です。
自分や家族用に加え、御利益を求めるのはもちろん、お土産や贈り物用に、さらにもう一つお手にとっていただけないかなと考えました。

こんなことを思ってお手にとってほしい
「選ぶワクワク感」「何個もほしくなる」「お友達とお揃いにしたい」「みんなにもあげたい」

選ぶときにワクワクするような、そして自分だけでなく友達や家族にもお裾分けしたいと思ってもらえる御守を作ること目標に具体的な提案をいたしました。

デザイン|雲昌寺のあじさいはたった一株から増えたことをヒントにデザインを

雲昌寺の魅力はなんといってもあじさいが広がる唯一無二の青の世界。
実はこのあじさい、住職の古仲宗雲さんがたった1株から1500株以上に増やしたそう。
1株のあじさいから株分けされ、有名になった雲昌寺をヒントに、御守のデザインを考えました。

(1) 図案はあじさいを元に制作
(2) それを大きな布に印刷(一面に広がるあじさい群は雲昌寺のよう)
(3) それを株分けするように断裁し、御守を

出来上がり|繋がりのある御守

コンセプト

コンセプトは「繋がりのある御守」
1つの大きな株(布)からできたこの御守。1つ1つ柄が違い、オンリーワンの御守であると同時に、同時期にできた御守は同じ株(布)から生まれた繋がりの深いものにもなります。

柄に使ったモチーフはもちろん全てあじさい。あじさいをいろんな形にデフォルメして配置しています。
ぱっと見て「あじさい」だとわかるように工夫しています。

大きな布を切り分けることによる効果

● どれ一つとして同じ柄はないため、選ぶワクワク感がある
● 1枚の布を分けているので、繋がりのある御守に → 自分用 + お友達や家族にも

「選ぶワクワク」「自分だけでなく、みんなにもあげたい」そう思ってもらえるような御守に仕上がりました。

なぜスタンダードな御守の型なのか

実は企画段階では色々な変わった型の御守案が出ていました。
御守ならば何を提案してもいいという、デザイナーからするととてもワクワクする本案件、なぜスタンダードな御守を採用したのかというと、やはり御守を買おうと思った人が欲しいものはスタンダードな型が多いことが一番の理由です。老若男女、多くの人に手にとってもらいやすいようこの型になりました。

最後に|プロジェクトは大成功

結果として、本プロジェクトは大成功で、出した分が午前中に全て売り切れてしまうなんてことも。シーズン中は常時品薄だったそう。
雲昌寺さんからは「すごく素敵。こんな御守どこにもない」とのお声をいただきました。

この度はご依頼、誠にありがとうございました。