農林水産省|農泊推進事業|能代白神農泊推進協議会ブランディング

農林水産省が農村振興の一貫として進めている「農泊」事業を推進する能代白神農泊推進協議会のブランディングをプロデュース・プロで担当させていただきました。 「農泊」とは、 農山漁村地域に宿泊し、滞在中に豊かな地域資源を活用した食事や体験等を楽しむ「農山漁村滞在型旅行」 のことです。 秋田県の能代市、藤里町、三種町の1市2町の地域資源を観光コンテンツとして活用し、インバウンドを含む国内外の観光客を農山漁村に呼び込み、地域の所得向上と活性化に取り組みました。 プロデュース・プロは、協議会のメンバーとして加わり全体のコンセプト、フィロソフィー、メインコンテンツ、ビジョン、スタンスを企画提案し、愛称の確定からロゴマークをはじめとしたグラフィックデザイン、秋田県内外へ発信するWEBサイトの企画・設計・デザイン・コーディング・システム構築を担当し、SEO対策強化のため、運用更新も行なっています。また、より地域の魅力が伝わるように各地域のスチールと動画の撮影も行いました。

目次

    能代白神農泊推進協議会|コンセプトワーク

    チーム名称企画・ロゴマークデザイン

    能代白神農泊推進協議会は、まっさらの状態で1からのスタートでした。関わらせていただいた当初は、WEBサイトを構築する役割としての参加でしたが、トータルプロデュースが特長なプロデュース・プロとして、色々とご提案をさせていただくことができました。

    最初に提案させていただいたのが「コンセプトワーク」です。
    農泊推進とは、農林水産省が提言している「農山漁村地域に宿泊し、滞在中に豊かな地域資源を活用した食事や体験等を楽しむ”農山漁村滞在型旅行” を企画し推進する」ことです。そして、地域資源を観光コンテンツとして活用し、インバウンドを含む国内外の観光客を農山漁村に呼び込み、地域の所得向上と活性化に取り組む、これが協議会の目的であるゴール設定となります。

    農泊推進事業を展開する団体のほとんどが「◯◯農泊推進協議会」という堅苦しくどこにでも存在しているような呼称です。まずは、自分たちのチームを呼びやすい近い存在にしたい。そう思いました。

    いくつか提案させていただき、採用してもらったのがこちら

    CONNECT(コネクト)です。

    秋田県能代市、藤里町、三種町の素敵な自然体験を売り込み、興味が沸くような合言葉として提案させていただきました。
    コンセプトはそのまま「つなぐ」。わたしたちチームの企画とアイディアで「繋ぐ」「繋げる」「接する」「合わす」「合わせる」ことを大切にしたいと思いました。

    能代市・藤里町・三種町の豊かな自然と地域資源を、来ていただくお客様に楽しんでもらえる企画(コンテンツ)を体験してもらい、SNSや口コミにより、周りに伝えてもらい、何度も足を運んでもらえるような「魅力づくり」×「空間づくり」×「人のつながり」を創っていく。そんな想いを込めて設定しました。

    能代白神農泊推進協議会|ロゴマーク

    能代白神農泊推進協議会のロゴマークのデザインをお願いしたのはグラフィックデザイナーとして、全国の各地のクライアントにプロデュース・プロと一緒に提案・伴走しているパートナーであるカラビナの峯岸和男さん。
    彼の良さはただのグラフィックデザインではなく、本質を見極め、ブランディングの視点で提案してくれるところ。出てくるアイディアは本当に素晴らしいと思います。

    CONNECTの想いを伝え、提案いただいたのがこちら。

    ロゴ|コンセプト

    秋田と農泊の関わりと、普遍的な価値を表現する「らしい」言葉でインパクトのあるネーミングとロゴを目指す。

    1市2町を特徴とし、強調するような要素でのビジュアライズは避けたいと考えました。
    「コネクト=つなぐ」は本活動趣旨として超シンプルで本質的な強いキーワードという反面、農泊団体だと、つなぐをキーワードにしやすいため、
    もうひとつ「秋田・田舎・つながり」を含めたネーミングにすることでインパクトと意味を強化しつつオリジナリティを表現できないかと考えました。

    田舎には強力な「こね」がある。
    網目のような人のつながりとネットワークだ。
    ネガティブに使われやすい「こね」というワードこそ、地域を楽しむ企画に重大な要素であり、「おもてなし」に対して不可欠な本質であることを強調するべきと考えました。
    コネクト(つなぐ)をより端的な言葉にした「conne」は、農泊と地域の未来を「こね」ること、この地に来てほしい‼︎という想いを込めた「come(カム)」の意味をロゴに込めてデザインしました。

    能代白神農泊推進協議会(conne)|タグライン・スタンス

    conneが大切にする想いとスタンスを設計しました。

    能代白神農泊推進協議会(conne)|グラフィックデザイン|名刺

    ロゴマークの丸みを活かしたデザインです。角丸加工を施し、個々にメッセージもつけています。

    能代白神農泊推進協議会(conne)|WEBサイト

    WEBサイトの全体のテーマは「たのしさ、つなぐ」。

    デザインの方向性は、「親しみやすさ」「写真や動画で分かりやすく共感したくなる」

    コンテンツは以下の3点を徹底する。

    1. ユーザーが知りたい情報を網羅されていること。
    2. 訴求のポイントが明確な内容になっていること。
    3. 具体的で体験できる記事を展開すること。

    ゴール設定は、「体験したい」「行ってみたい」「食べてみたい」と思ってもらい、実際に足を運んでもらうこと。
    仕掛けとして「試す」コンテンツを企画し、イベント体験モニターを募りイベントを開催。そのイベントの魅力、地域の魅力が伝わるように生きた記事を展開しています。

    更新・運用も重要です。Google検索の上位にヒットするように、選ばれたいキーワード「農泊」「秋田」「農泊 秋田」などを設定し、「体験する」「泊まる」「食べる」「試す」の各コンテンツの記事を作成し、定期的にアップし、選ばれるWEBサイトになりました。

    レイアウトは1カラムを採用。視線の誘導が少ないため、サイト掲載内容に集中でき、モバイルサイトにも相性がいいレイアウトになっています。

    能代白神農泊推進協議会(conne)|コンテンツ

    能代白神農泊推進協議会(conne)では他農泊推進協議会との差別化と、conneの特長をどうするのか?という課題もありました。今回は、農泊コンテンツとして注目したのが、農業体験によるストレス解消の効果が見込まれる「アグリヒーリング」です。

    秋田県初の取り組みとして、農泊推進協議会をサポートしていただいている株式会社和郷 ナレッジバンク事業統括取締役の高橋義直さんからの勧めで、アグリヒーリングの研究の第一人者である順天堂大学医学部 研究員の千葉吉史さんと連携をとり、イベントでの先行実証、およびその模様をWEBサイトで展開することができました。

    能代白神農泊推進協議会(conne)|撮影|スチール|映像

    能代白神農泊推進協議会(conne)が発信する農泊の魅力、そして「体験する」「泊まる」「食べる」「試す」をWEBサイトでいかに分かりやすく、良さを伝えられるか?そうです。写真と動画の素材が大切になってきます。

    能代市、藤里町、三種町、そしてイベントの模様をプロフォトグラファーをアサインして撮影を展開していきました。

    [video width="640" height="390" src="https://akita-conne.jp/assets/images/top/movie.mp4" /]

    能代白神農泊推進協議会(conne)|ブランディングまとめ

    今回プロデュース・プロでは、農泊推進に関わる協議会のブランディングを担当させていただきました。コンセプトワークの企画提案、タグライン、スタンスの組み立て、ロゴマーク・グラフィックデザイン、WEBサイト、コンテンツ企画、撮影まで担当いたしました。

    トータルプロデュースを得意としているプロデュース・プロとしては、うまく特長を実現できたプロジェクトだったと思います。

    デザイン、イベントなどスポットでの制作や企画もやらせていただいておりますが、このような初めてスタートする事業や団体などのサポートも得意としております。
    ぜひ、このような案件がありましたら、お問合せいただければ幸いです。