日赤竿燈会|半纏デザイン

東北を代表する夏祭り「秋田竿燈まつり」新型コロナウイルスの感染拡大により中止が続いていますが、祭りへの情熱が消えることはありません。2020年に初参加する予定だった「日赤竿燈会」の半纏デザインを致しました。竿燈まつりの再開を心待ちにしています。

目次

    秋田を代表する夏祭り

    五穀豊穣や厄よけなどを願う行事として長い歴史を持つ「秋田竿燈まつり」約280本の竿燈の灯りは「黄金の稲穂」をイメージさせる郷土が誇る夏祭りです。額・肩・腰などで竿燈の竿を支える妙技を、太鼓と笛の囃子方が盛り上げます。
    例年であれば、8月3日-6日の間秋田市で行われ多くの観光客でにぎわう祭りです。
    2020年、新たに参加しようとしていたのが「日赤竿燈会」です。日本赤十字社秋田県支部、秋田赤十字病院、秋田県赤十字血液センター、秋田赤十字乳児院、日本赤十字秋田看護大学・短期大学からなるメンバーで2019年に準備を進めておりました。

    日本赤十字社らしさを半纏に

    関連団体が合同で参加するのでスタッフの団結力を高め「日本赤十字社」らしさを持った半纏にしなければなりません。
    ヒアリングを行い、キーワードを出して実際デザインした案が以下になります。

    A案:赤十字6施設(枠囲み)と赤十字基本7原則(ベタにぬき)を札状でランダム配置し、赤十字の広がりとつながりを表現。背中の中央にのみ赤を使用し、日赤が目立つものとしております。

    B案:十字(クロス)をモチーフに胴と袖部分にそれぞれパターンを作成し、リズムを持たせました。背中には日本の日の丸をイメージする円を配置し、日赤を記しています。

    C案:赤十字のキャラクターであるハートラちゃんを使用し、他竿燈会と差別化したものとしました。かわいらしさで観光客にも話題になること間違いなしです。袖、胴部分にはハートラちゃんと同じ模様とし、帯がくる部分には十字をイメージした市松を配置。

    方向性が決まりブラッシュアップ

    ご提案した中から、普遍性があるB案をベースにすることになりました。実際に着用するにあたっての図柄配置などの細部を詰めて行きました。竿燈の半纏は染物で規定があります。
     ・半纏の地色は黒もしくは濃紺
     ・文字や絵柄は、白もしくは濃淡+色は1色
    以上に沿って、秋田市竿燈まつり実行委員会のチェックをしていただきながら、デザインを詰めていきました。
    決定したデザインがこちら。

    待ち遠しいお披露目

    2020年から参加することを目標に日赤竿燈会は準備を進めていましたが、ご存知の通り2020年、2021年のお祭りはコロナの影響で中止に。
    コロナが収束して、日赤竿燈会の竿と半纏がお披露目になり、秋田が賑わうことを心待ちにしています。

    プロデュース・プロでは、お祭り関連の衣裳や告知物のデザイン、またイベント自体の企画・運営も行っております。地域を盛り上げるお手伝いを致します。どうぞお気軽にご相談ください。

    OVERVIEW実績概要

    クライアント名(敬称略)
    日赤竿燈会
    制作年
    2019年
    関連タグ
    #グラフィックデザイン #半纏デザイン #祭り #秋田
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