虹の街|ネーミングから看板まで。新施設でオープニングスタッフ募集!人口減の地域で実施した採用プロジェクトストーリー
秋田県内で介護サービスを展開する株式会社虹の街では、2020年10月に秋田県大仙市に複合サービス拠点『くらしくおおまがり』を開設しました。新型コロナウィルスの影響で一時開設を見合わせる時期もありましたが「介護のサービスを通して地域の人たちに何かできることはないか」「暮らしを支える心のよりどころでありたい」と思い、『くらしくおおまがり』の開設を実現させました。採用プロジェクトは虹の街の想いに共感し、働きたいと思う方をターゲットに地域採用を行いました。
目次
『くらしくおおまがり』とは?
くらしくおおまがりとは【看護小規模多機能・サービス付き高齢者向け住宅・訪問看護ステーション】の各サービスが一体に集まった複合サービス拠点です。通い、泊まり、訪問、住まいなどがひとつのエリアに集約されています。介護に加え看護のサポートを強め、病院と在宅のはざまを担います。介護の最大の目的は『自立』です。病院で医療を受けた後、すぐに在宅で暮らすのはなかなか難しく、関わるご家族の負担も大きいものです。
「くらしを自分らしく」「くらしく」というキャッチコピーと新拠点名のネーミングをご提案し、第2の我が家をイメージさせるロゴマークを制作しております。
採用プロジェクト|コンセプトは『想像する介護の未来』
今回の採用プロジェクトでは、開設までにオープニングスタッフを定員に到達させることが目的でした。
しかし、応募者全員を採用できるわけではありません。虹の街で働きたいと感じてもらい、想いに共感して応募してもらうためにはどのようなビジョンを示していったらいいかを考えていきました。コロナ禍であっても変わらない「介護の未来」をキーワードに、採用担当の方、介護現場スタッフと一緒に「あなたが考える介護の未来とは?」というテーマでワークショップを実施しました。
遠い未来を想像し、「こんなものがあればいいな」「きっとこうなってるだろう!」といろんな回答や意見がありました。
たくさんあった回答の一部を紹介します。
・日本の高齢社会がもうなくなっている
・機械を通じてお客様と意思疎通ができる
・80才でも元気で働く
・全面バリアフリー(リフォーム産業がなくなる)
・福祉用具の大進化
・介護はAIが行う世界
・平均寿命100歳
・困ったときすぐ対応できるシステム
・街全体がケアタウン
・どこでもすぐ駆け付けれる乗り物
・いろんな国の言語が話せる
・運転手がロボット
・頭の中のイメージを具現化できるシステム
ワークショップの場で出たたくさんの意見をまとめ、みんなが想像する介護の未来、目指したい未来を具体的にイラストにしました。虹の街が目指す未来に共感し、応募してくれる人財が増えることでオープニングに加入する人たちの意識が統一されます。このイラストは高齢者向け住宅「リライエおおまがり」の正面にボードとして設置されています。
想いを伝えるためのツール展開
テレビCMで認知拡大
テレビCMは、実際に虹の街で働いているスタッフの写真と未来のイラストを用いて、働く介護の現場の訴求と、過去から未来へつながっていくイメージを演出しました。
実際のCM、映像制作の詳細ついてはこちら
WEB広告でターゲットに訴求
WEB広告では、CM動画を用いたり、専用バナーを制作し、介護業界で働く人・興味がある人たちに届くように設定・配信しました。メッセージ性のある映像と合わせて、WEBのランディングページへの導線を整えました。検索エンジンとして利用者数が多いGoogleのディスプレイ広告、また20代〜30代前半までのターゲット層で利用数が上がっているInstagramのインフィード広告など多くの人の目に触れるように配信しました。
ポスティングやサイン制作も
イラストから展開させたビジュアルと、「虹の街とはどのような会社なのか」「くらしくおおまがりとはどのような施設なのか」を明記したチラシを制作し、大仙市周辺にポスティングを実施しました。
また、求人募集のぼりを目を引くようなデザイン、色合いで見た人の印象に残るように工夫しています。
施設の玄関サイン、木製サイン、チャンネル文字の電灯看板も制作させていただきました。
採用プロジェクトの成果
『想像する介護の未来』をコンセプトに展開した採用プロジェクトは、制作含む約半年の期間で、募集目標数を達成することができました。
介護業界では介護サービスを受けたいと思うニーズはあるものの、受けられる場所が足りなかったり、場所があっても働き手が足りない現状です。「介護サービスを通して、地域の人々に安心や笑顔を届けたい。」という虹の街の想いを実現させていただきました。